インプロとは「インプロヴィゼーション」の略で、型にとらわれず自由に思うままに作り上げていく手法のこと。演奏、ダンス、演劇などで取り入れられています。
欧米では特に演劇の分野が盛んで、その手法は学校教育にも取り入れられています。
日常こそインプロであり、ビジネスも決められた台本がないことから、インプロと同様であると言えるのかもしれません。
インプロワークの効果
- 日頃の自分の体験や思考が浮き彫りになる
- 想定外の出来事にどの様に対応出来るかを見つめることが出来る
- インプロを通してPDCAの重要性を深められる
- インプロを通してチームビルディングを実感出来る
- アクセプト(受け入れる)の重要性:インプロにおいて、他者が創造した想定外の出来事を受け入れる
- 目的意識の重要性:インプロにおいて、何を創造しどの様に展開し何をしたかったのか目的意識を持つ
- 貢献意識の重要性:インプロにおいて、必要な役割などを主体的に見つけ出し他者の創造に貢献する
インプロワークの例
(1) あいうえお会話 (グループワーク)
4~8 名程でチームを作り、テーマに沿った内容をアドリブで話を進めて行きます。 但し、コメントをする時に、順番に「あ」が頭につくコメント、次の人は「い」が頭につくコメントと、順に「あいうえお・・・・」と継続していきます。
アドリブ力、文章構成力、展開力の強化 などが期待できます。
(2) ストーリーアレンジメント (トリオワーク)
突然与えられる課題(言葉)を、今自分が話している話の中に、ごく自然に今迄の話の流れが変わらないようにして、取り入れ話をアドリブで進めて行きます。
変化に対応する力、文章構成力、展開力の強化 などが期待できます。
(3) ポジィティブ社長 (グループワーク)
3〜5 名程でチームを作り社長役を決めます。社長役に困難な課題をぶつけ、それにどう対応するかをやり取りします。
ポジティブ思考、想像力、変化に対応する力 などが期待できます。
(4) シーン創造 (グループワーク)
6〜12名程でチームを作り、徐々に人数を増やしながら、各自の順番で様々なシーンを創造していきます。相手の創ったシーンに自分がどの様な立場で対応する事が最も良いか 判断し、相手の創ったシーンで相手と一緒に表現をします。
:創造、行動、調整、チームビルディング などが期待できます。
インプロワーク「シーン創造」のご紹介
10名程度でチームを作ります。登場する順番を決めて順番に1人ずつ登場して行きます。打合せの出来ない状態で各々が様々なシーンを創造していきます。相手の創った想定外のシーンに自分がどの様な立場で対応する事が最も適切か判断し、相手の創ったシーンで相手と一緒に表現をします。
想定外の出来事に対して自ら主体的に創造(ストーリーを創る)することにより、察知力、判断力、想像力、表現力などのスキルを高め 「創造:ストーリーを創る」「行動:働きかけのあり方」「調整:状況把握・全体最適」をポイントとして、一歩踏み出す力の重要性、自らの意識のあり方、他者との関り合い方などを深めます。